夫婦そろって不妊症のぼくらが子どもを授かれた治療法

どうも! 男性不妊ブロガーのあのアラタ@anoarataです。

皆さんは自分が男性としての機能が不完全だと言われたらどう思うだろうか?


ぼくは医者に
「君は生殖機能が常人の16分の1しかない。
自然妊娠させることはまず難しい。」
と言われた。

男として自分が欠陥品だと言われたようで、
とてもショックを受けたと同時に、嫁に本当に申し訳ない気持になったのを覚えている。

嫁は嫁で
「卵管がほぼ塞がってる。 自然妊娠は難しい。」
と言われた。


そんな夫婦そろって不妊症だったぼくらが
今年6月、無事に息子を授かるまでの経緯を発表しようと思う。

 

FT手術

 

FT手術とは、falloposcopic tuboplastyの略で、
和訳すると 『卵管鏡下卵管形成術』
詰まった卵管を正常に通す手術のこと。


最初ぼくら夫婦はタイミング法で妊活していた。
だが、2年経っても授かることができなかったので病院へ行って検査してみた。

そうしたらお医者さんに

「奥さんは卵管が詰まっているから
このままじゃ妊娠は難しい。」

と、言われた。

後にぼく自身も生殖能力が極度に低い
医者に告知されるのだが

こう言われた時のショックはほんっとうに凄まじいです。

まるで自分が欠陥品

面と向かって言われたような気がして周りに申し訳なく、自分を情けなく思い非常に落ち込みます。

 

この時の嫁の落ち込み方も凄まじく

病院が終わったあと
嫁が車の中で泣きじゃくりながら言った
「ごめんね、赤ちゃんできない体でごめんね」
という言葉をぼくは今でも鮮明に覚えています。

それから東京のお医者さんを紹介してもらい
そこで卵管を通す手術、前述したFT手術を受けることになった。

もちろん嫁の体調を考え夫婦で泊まりで東京の病院へ行った。

ちなみに卵管が通っているかの検査だけでも相当な痛みを伴い、嫁の体には負担がかかっていた。

そして手術を無事に終え
しばらくまたタイミング法で妊活するも
ぼくらは子を授かれなかった。

 

人工授精

 


次にぼくら夫婦が取り組んだのは

人工授精だ。

 

人工授精とは、ぼくの精子を採取し排卵日に嫁の子宮へ細いチューブを入れ、精子を注入する。

という方法だ。


これも数回行ったが

ぼくらは子を授かれなかった。

精子検査

 


FT手術をして卵管を通し

人工授精でも子を授かれず

これはいよいよ
ぼくの方に問題があるのでは?

と、いうことになり
ぼくの精子を検査することになった。
結果は

あなたは自然妊娠させることはほぼできません

精子の量が平均の4分の1
精子の運動量も平均の4分の1

あなたは普通の人より生殖能力が16分の1しかありません

でした。

目の前が真っ暗になったのを覚えています。

前述しましたが

お前は欠陥品だ

と、言われたようで
とてつもないショックを受けました。

そして、嫁や両親に対しものすごく申し訳ない気持ちになりました。

ぼくの人生の中でかなり上位に入る
ショックな出来事でした。

 

体外受精

 


FT手術

人工授精
男性不妊

ここまでの困難を受け、
最後の手段として
体外受精を受けることにした。

 

体外受精とは、
精子と卵子を採取し
プレパラートの上で授精させ、ある程度育った卵を母体に戻す。

 


という方法での妊活だ。
これは最も成功率が高い妊活方法でもある。

ちなみに一度採取した精子と卵子から
複数個の受精卵を造り、それを冷凍保存し
今後数回、体外受精にチャレンジできる。

ただし、この方法はケタ違いにお金がかかる。度精子と卵子を採取し体外で受精卵を造りそれらを冷凍保存するのに約50万。


受精卵を子宮へ戻すのに

1回13万。

ぼくらはこれを3回した。

1度目 着床せず

2度目 着床せず

この頃になると
人の幸せを素直に祝福できなくなってきた。

ぼくらより後に結婚した友人たちが
ぼくらより先に子どもができる。

TVでは
やれあの芸能人が妊娠しました。
と報道される。

もうね

仲の良い友達はいいんだけど

芸能人とかね
仲良くない知人とかが
子どもできたーって報告聞く度に


ふざけんな
なんでこいつらばっかり
俺たちこんなに頑張ってんのに

という
負の感情が生まれてきた。

メンタル的に
かなり暗黒期に入ってた。

それでも歯を食いしばって
3回目の体外受精で
見事、嫁は妊娠できた。

マジで泣いた。1リットルくらい涙でた。

体外受精は卵を戻したあとも
1回4000円の黄体ホルモン補充の注射を毎日、数週間つづけて打ちに行きます。

周りは自然妊娠で、もちろん妊娠までにかかる費用はゼロだけど
ぼくらは120万以上かかったし

何より気力、体力、時間を使った。

なので、子どものありがたみを
ぼくらは人一倍感じている。

余談だが、嫁は出産の時も
破水が先にきて促進剤を使い
陣痛に31時間耐え

それでも子宮口が開かず
苦しみぬいたあげく
最後は帝王切開

というフルコースでした。

色々ありましたが、
今は無事に息子はすくすくと育っています。

今回伝えたいのは

不妊治療するなら
体外受精をまっ先にやってしまった方が早いよ

という、ぼくらの体験からのアドバイスです。
妊活には多くの時間、気力体力、お金。。
かなりのものを費やします。

なら、最初から成功率の高い体外受精を
やってしまった方が良かったな
という感想です。

皆さんも自分や身近な人が不妊に悩んでいたら
まずは体外からやってみると良いと思います。

それではまたっ!!

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