30代でUターン転職することのメリットやデメリットってなんだろう…。実際もどってる人の生の意見を聞きたいな。
こういった要望に答えます。
この記事を書いている僕は、【32才・スキルなし・資格なし】で東京都新宿区から山梨県甲府市へUターン転職してきました。
現在はUターン転職してから5年が経っています。
この記事を読めば、あなたは30代Uターン転職者が帰省後に感じたメリット・デメリットの生の感想を知ることができるでしょう。
結論から言うと、メリットもデメリットも半々、ややメリットの方が多いかなと言った感じです。
この記事は3分で読めます。
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目次
30代Uターン転職して感じたメリット
では、Uターン転職してきた僕がこの5年間で感じたメリットからお伝えしようと思います。
正直、かなりメリット面は大きいです。住居環境や家族との関わり方を考慮するなら絶対Uターン転職すべきだと思います。
その理由はコチラ👇
家賃が超絶に安い
まず、家賃が東京に比べて安いです。安すぎます。
僕は以前、新宿区の東新宿という所に住んでいたのですが、1K(32㎡)で家賃12万円でした。
今は山梨県甲府市に住んでいますが、3LDK(64㎡)で家賃6.2万円です。(※共に駐車料込みの金額)Uターンして約70万円出費が減りました。
家賃は半額、広さは2倍。これは途轍もない住環境のレベルアップです。この程度の家賃で、子どもたくさん作っても全然オッケーな広い部屋をゲットできます。
朝起きて「カーテン全部開くの面倒だな…」なんて贅沢な気持ちになったのはUターンしてから初めて抱いた感情でした。
駐車料金1台無料
Uターンしてから嬉しい誤算だったのですが、僕の田舎は駐車料金が1台まで無料です。ちなみに新宿の時は1台月2万。自転車も1台で年間2000円取られてました。2台置いていたので4000円です。
この駐車料金がなくなったので、年間で24万4000円出費が減りました。駐車料金無料は途轍もなくデカイです。
田舎に住めば都心の駐車料金分が浮くだけで家族旅行に2回は多く行けますね。
※最初の家賃代は駐車料込みで計算しているので、この24万円は70万の浮いた金額の中に含まれます。
ちなみに大学の時、最初に住んでいた下宿の家賃は16000円でした。今考えると新宿の駐車場代より安かったです。
気軽に小旅行可能
これぞ正に田舎の特権。僕の住んでいる山梨県甲府市は、高速で20分~40分走ればすぐに観光地へ行けます!
八ヶ岳方面に弾丸でドライブしても半日で帰ってこれたり、都心であれば3日がかりの旅行でも甲府からなら即日出発~帰宅が可能です。
旅行好きの人にはかなり神環境ではないでしょうか。
僕もこれまで思い立って直ぐ出かける、という感じの小旅行に沢山出かけました。この環境は控えめにいっても最高です。
親孝行できまくる
現在はUターン転職して実家の近くに住んでいるので、週末をメインに実家に頻繁に寄って親孝行する事が可能になりました。
僕は長男なので、そもそも親の為に帰省しました。現在は親孝行をしまくっています。
孫の顔を見せたり、親のマッサージをしたり、家族みんなでご飯を食べたり出かけたり…、出来ることは無限大です。
これもUターンし実家の近くに住んでいればこそ出来る親孝行だと思います。両親の喜ぶ顔をたくさん見れるのは、とても幸せなことです。
子どもを親に預けリフレッシュ
かわいい子どもの相手も、ずっと子育てしていると疲れが溜まるものです。
そんな時、実家の近くに住んでいると両親に子どもを1~2時間預けて銭湯に行ってたまに妻と2人で食事をしたりとリフレッシュすることができます。
僕ら夫婦には、これがとても良い休養になっています。特に妻は、銭湯→食事のコンボで毎回目に見えて元気になり上機嫌になるので、両親に子どもを見てもらえるのはとてもとても有難いです。
子育てを全力でやっていると、こうした時の両親の存在がとても助かります。
30代Uターン転職して感じたデメリット
ガス代が高くなる
新宿に住んでる時は3000円~4000円だったガス代が、山梨へ戻ってきたら冬場で15000円になりました。
「プロパンガス」という謎の田舎ガスが占有している為です。
これについては詳しく別記事にて、解決法も合わせて書いています。
…とはいえ家賃が半分になり、年間70万ほど出費は減っています。ガスで冬場に月1万出費が増えても、多く見積もって年間12万なので、総合的には出費は58万減っていることになりますね。
ガソリン代が微増
田舎は基本クルマ社会なので、どこへ行くにもクルマ必須です。なので都心では電車でサクっと移動していたような距離も、全てクルマ移動となります。
新宿に住んでいた時は、旅行に行かなければ月に1度入れるか入れないかだったガソリンも、山梨へ戻ってから最低月2回は補給しています。
新宿に住んでいた時のひと月の電車賃(2人分)+ガソリン代が月5000円として、山梨へUターンしてから月2回のガソリン補給は6000円~8000円。
多く見積もって移動費は山梨へ戻ってから年間+36000円です。でも家賃等の差額が+58万円あるので、Uターンしてきて減った出費はまだ54万以上あります。
運転マナーが極悪
僕の田舎に限ったことかも知れませんが、明らかに都心より運転マナーが悪いです。悪いというか極悪。極めて悪いです。
僕が仕事中に公道を運転していた時のこと。左車線にいた原チャが車線変更してきた手順が
1 いきなり車線変更
2 後方確認
3 最後にウインカー出す
逆ゥーーーーーーーーーーーー!
すべてが逆ゥ!
まず! ウインカー出して! 後方確認して! それから車線変更!
…ここまで叫びませんでしたが、車内でひとり「逆だろ!」と言ってしまったのは実話です。
このように運転マナー最悪な我が田舎ですが、「人口密度における事故発生率日本1」の県でした。
以前、大阪の十三に住んでいた時も「みんな信号守らないなぁ…」と思ったことがありますが、車の運転マナーは生死に関わるので本当に怖いです。
田舎には田舎の独自の運転ルールがあり、「直線より右折優先」という謎ルールが存在したり、マジで意味不明なのでそこはもう「郷に入っては郷に従え」で慣れていくしかないでしょう…。
だってみんな交通ルール守りませんからね…。
田舎独特の閉鎖感
昔からの友達で固まって、特に知り合いを広げようとしない独特の感じが田舎にはあります。
東京に住んでる時は職場の人とすぐ飲み行ったり遊び行ったりとかあったんですが、なぜか田舎の人は昔の人とばかりつるみたがる傾向にあります。
なので、田舎の人って閉鎖的な感じがするなあと、僕も妻も山梨へ戻ってきて思いました。新しい友達を作るっていう感じにならないんですよね。
閉鎖的なのが悪いかっていうと、そうでもないかと思いますが、外から来た人間には馴染みにくい空気を出してる事は確かです。
僕の妻はコミュ力モンスターなのですが、その妻を持ってしても苦戦していたので、あんまりウェルカム感が無いのは外から来た人間には非常にやりづらかったです。
僕も昔の友達とは遊びますが、新しい職場でプライベートで遊ぶようになった人は5年間で1人だけでした。田舎は手ごわいですね…。
スシ職人系の現場
僕 「仕事教えてください」
上司 「生意気だなお前」
僕が実際言われたセリフです。印刷会社に勤め、印刷のイロハが分からないので質問したらこう言われました。ちなみに試用期間で時給800円だった時の話です。
印刷の見積もりって紙の値段の算出やら紙の繊維の方向(タテ目とヨコ目というのがある)の計算など、結構初見では複雑です。
それらを一切教わらず、本を読んで覚えたり同業種の友人に電話して聞いたりして覚えました。
僕に仕事を教えてくれなかった先輩は
「俺が新人の時は誰も仕事教えてくれなかったから、別の印刷会社の営業に頼み込んで教えてもらった」
と言いました。
つまり、自分がやられて嫌だった事を僕にもそっくりそのまましているのです。別に苦労するのは構いませんが、仕事教えないのはタダの非効率以外のなにものでもありません。
もうまさに寿司職人の世界のごとし。僕は印刷会社に勤めたと思っていましたが、現場は昔ながらの職人気質のそれでした。
こういう昭和の根性論が色濃く残っているのが地方の企業です。これには本当に参りました…。
まとめ
Uターン転職して得れたメリット
2. 駐車料金が1台無料
3. すぐに小旅行いける
4. 親孝行をしまくれる
5. 子を預け休養できる
Uターン転職して感じたデメリット
2. ガソリン代が微増
3. 運転マナーが最悪
4. 田舎の人は閉鎖的
5. 職人のような現場
以上となります。
Uターンして住居は1Kから3LDKへグレードアップし、年間の支出は54万以上減りました。
パッと見デメリットも多いですが、親と過ごせる時間を多く持てる事は何にも代えがたい最高のメリットであると僕は思います。
30を超えてまだ遊び足りないと言うなら話は別ですが、親孝行して家族みんなが笑顔の週末を過ごせるのって凄く幸せな時間です。
でも無策で田舎に戻り仕事に難なく就けるかな…という心配がある方はどうぞコチラをご覧ください👇
30代スキル無し資格無しでUターンした僕が、正社員登用された転職サイトを詳しく解説しています。
田舎に戻る事はメリットもデメリットもありますが、僕は結果的に今戻ってきて良かったなと思っています。
Uターン転職しようか迷っているアナタに取って、僕の記事と経験が何かの役に立てれば幸いです。
都心から戻り、家族皆と過ごす幸せな人生の第2ステージを、ぜひ有意義なものにしてください。
それではまた。